プロローグ



「坊ちゃん、そろそろお客様がお着きです。」
セバスチャンが、懐中時計をぱちんと鳴らせながら言った。

「あぁ。」
短く返事をするファントムハイヴ当主・シエル。

「タナカさんの親戚って、どんな人ですだかね〜」
「すっごく楽しみ〜」
「・・で、その親戚って、何しに来るンだ?」
わくわくした面持ちで話すメイリン、フィニ、バルドの3人。

それに対し、いつもと変わらないタナカさん・・・
「ふぉっふぉっふぉっ」

「こほん。
タナカさんのご親戚は、語学の為に、日本からこちらに留学されたのです。」

「ロンドンもぶっそうだからな、うちで預かることにしたんだ。」
と、シエル。

「ふふっ。お優しいですね。坊ちゃん。」
にやりと冷笑するセバスチャンに対し、シエルはじろりと睨み返した。

ひひ〜〜ん・・・
馬のいななきと共に、馬車の停まる音。

「ほら、お着きですよ。」
セバスチャンがいち早く扉を開ける。


「あの・・お、お世話になります・・・」
馬車から降りたのは、黒髪の綺麗な、日本人の少女。
歳は17、8だろうか。
きらきらと輝く、髪と同じ色の瞳が印象的だ。

「!!!」
思わず、はっと目を見開き、誰にも聞こえない声で呟くセバスチャン。
「これは・・・お美しい・・・」

「うわぁ〜、可愛いですだ!!」
「僕、フィニ!仲良くしようね!」
「お前、メシは何が好きなんだ?」

3人の猛攻撃を受け、
「えっ・と・・あの・・」
戸惑い気味の少女。

ぱんぱん。
セバスチャンが手を鳴らす。

「はいはい。そこまで。
お客様はお疲れです。
あなたがたは、さっさと仕事にとりかかって下さい!」

3人が去ると、少女は改めてお辞儀をした。
「お招き頂き、光栄です。ファントムハイヴ伯爵。
わたくし、・タナカと申します。
どうぞ宜しくお願いします。」
流暢な英語で挨拶をする

薔薇色に染まったの頬に、またしても見とれるセバスチャン。
ほう、と溜息をついてから、シエルの挨拶もそこそこに、を部屋へと案内した。


ふふ・・
これからはまた、楽しくなりそうですね。
これだから、人間界は面白い・・・

口の端を上げ、可笑しそうにの後姿を見つめるセバスチャンであった。


おしまい。


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うわぁ、駄文でほんと申し訳ないです!!!
すっごい短いですが・・
まぁお楽しみはこれから、てことで。
取り敢えず、プロローグ。。。


↓宜しければ感想などどうぞ♪


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