密室のヒメゴト


「剣城さーん、清拭の時間ですよー」

年配の看護士さんが、湯気の立つタオル一式を持って病室にやってきた。

「あ、看護士さん、私、やっておきますよ!」

お忙しいでしょ?と、
恋人のが、看護士さんからその一式を受け取る。

「・・・え、やっておく、って・・・
 、分かってるのか?!」

「大丈夫よ?体を綺麗に拭くんでしょ?」

俺たちのやり取りを見て、後は宜しくね、と、看護士さんは部屋をあとにした。

はカーテンを引くと、早速、俺のパジャマを脱がしにかかった。

「ちょっ・・・ぬ、脱ぐのは一人で出来る!
 と、ゆーか!
 せ、清拭だぞ?!
 その・・・は、裸になるんだぞ?!」

俺は自分でも分かるくらい赤面しつつ、もたもたとパジャマのボタンを外しながらぼやいた。

「わ、分かってるよ!
 て、ゆーか!
 そ、そんな風に言われると、逆に意識しちゃうんですけど!」

さっきまで平気そうな顔してたくせに、今度は真っ赤な顔をする
俺が上半身裸になると、その赤い顔のまま、体を拭いてくれた。
タオルの熱が体に伝わってとても気持ちいい。
は、丁寧に、腕や背中を拭きあげた。

「よし!これでおっけー♪」

終わったのか、新しいシャツとパジャマを取り出し、俺に渡してくれた。
パジャマのボタンを閉めていると、今度は、ズボンを脱がしにかかった。

「え?!ちょっ、ま・・・っ」

戸惑う俺をよそに、はさっさとズボンを脱がし、足を拭き始めた。
太ももから指先まで綺麗にして貰い、恥ずかしさとともに、満足感を味わう。

ぼんやりと、その気持ちよさに浸っていると・・・

なんと、の手がトランクスにまで及んだから驚いた。

「お、おいっ!!!」

「や、黙って、優くん!
 そんなに言われると、意識しちゃうってば!」

意識するな、と言うほうがおかしい!!

「ば、やめ・・・っ!!!」

「っ!!」

トランクスをずらしたの手が、止まる。
それは・・・俺自身が、猛って、反り返っていたから・・・

は、無言のまま、トランクスを脱がすと、綺麗なタオルで清拭を続けた。
俺も、もう何も言わず、なされるがままにしていた。

・・・が、・・・

の手や温かいタオルで、腰や下腹部、そして尻やソレを拭かれていると・・・

「・・・ふ、・・んんっ・・・」

へ、変な声が、出てしまう・・・

普段、看護士さんから清拭される時とは違う。
だから、こんな変な気分になってしまうんだ。

もともと反り返っていたソレは、更に質量を増したようだ。

拭いていたの手が、止まる。

「ゆ、優くん・・・」

潤んだ目でが見上げてくる。

「こうすると、気持ち、・・いいの?」

真っ赤な顔で、タオルを手から放すと、今度は素手で、俺自身を触り始めた。

「〜〜っっ!!!」

タオルの質感とは違い、手の感触がとてつもなく気持ちいい。
俺は、声にならない叫びを上げた。

「やっ、・・優くん、またおっきくなった・・・」

片手に余るのか、今度は両手で包み、

「確か・・・こう、するんだよね・・・?」

何を思ったのか、の顔が俺のソレに近づき・・・

「!!ばっ、やめっ・・・〜〜っっ!!!」

の小さな口に、俺のがそっと飲み込まれた。
初めはゆっくり、そして、奥まで。
舌で先端を舐めたり、手の力を強めたり弱めたり。
その刺激すべてが俺をおかしくさせた。

「・・・・・、もっと・・っ・・」

快楽を求める本能が羞恥心を押し退け、
俺はの後頭部に手を添え、奥まで銜えるように促した。

「っ、う、んんっ・・・」

がくぐもった声を上げながら、口内にぐいぐいと含み、
余った根元の部分は、両手で強弱をつけながら触ってくれる。
たまに軽く当たる歯と、温い舌の感触が、俺を絶頂へと導く。

「んっ、気持・・ち、い・・っ、やばっ、・・出・・・っ!!!」

溜まった欲望が弾け、の口内へ噴き出す。
口に収まりきらず、溢れ出した白濁が、の顔にかかった。

「や、ぁ・・・」

とろん、とした目と、その濡れた顔が、とてもイヤラシイ。
俺は清拭用のタオルを一枚取ると、の顔を丁寧に拭いてやった。

「ご、ごめん・・・顔に、・・出して・・・
 でも、が悪いんだからな!」

「う、うん・・・」

赤い顔をして、大人しく拭かれている

「今度は、・・・の番。」

「えっ?!」

「ほら、ここ、立って。」

俺は、自分のベッドをぽんぽん、と叩いた。
は仕方無さそうにベッドに上がると、俺にまたがるように、目の前に立った。

スカートの中に手を滑り込ませ、下着を下ろすと、ソコは既に濡れそぼっている。

、濡れてる・・・」

つん、と触ると、

「やんっ!」

体を震わせ、が可愛い声を上げた。

俺は構わず、スカートをめくり、露わにすると、ちゅ、とくちづけ、舌で舐めあげる。
は立っていられないのか、俺の頭を抱きかかえるようにしがみついた。
指で割れ目をなぞり、ぷっくりとふくれあがった芽に愛液を絡め弄ると、
尚更、愛液が溢れ出し、俺の手を濡らす。
一本、指を挿すと、つぷ、と、音を立てて、簡単に飲み込まれた。

、ほんとに初めてなのか?」

「はっ、初めて、だよ・・っ、当たり前、じゃないっ・・・」

「・・にしては、凄く、・・・スムーズに入るが?」

俺は意地悪く、真っ赤になったを見上げる。

「だ、だって・・・」

「だって、何?」

「あの・・・ゆ、優くんと、こうなったら、いいな、って、・・・」

「・・・で、一人でシテたんだ?こーゆーこと?」

「やっ、でも、指は挿入れたこと、ない、・・よっ?!」

抜き挿しする指のスピードを上げると、の言葉も切れ切れになった。

「・・ふっ、やんっ!!」

のいいところを見つけた俺は、そこを重点的に擦る。
限界が近いのか、足ががくがくと震えた。
指はそのままで、舌でクリを転がすと、

「っ!・・やあぁっ・・・!!!」

は派手に潮を噴きながら、達した。
ぺたり、と俺の上に座り込み、

「・・あ、ご、ごめん・・顔に・・・」

と、俺の頬に手をやった。
そう、今度は、の液が、俺の顔を濡らしたのだ。

「これでおあいこだな。」

と笑うと、も照れ笑いながら、タオルで拭いてくれた。

拭いて貰いながらも、俺の意識は下半身にあった。
が俺の上に座っている為、の濡れたソコが、俺の足を濡らしている。
とても扇情的だ。
更に、のすぐ前には、俺の勃ち上がったソレが。
俺は、ソレがにぶつかるように、ぐい、と、の腰を引いた。

「やっ!」

小さく悲鳴を上げて、しかし、俺のに自ら擦り付けてくる
所謂、素股、というやつだが、お互いの愛液でぐじょぐじょに滑り、これだけでイキそうだ。

手にしていたタオルを放り、は俺にしがみつき、
掴んだ拳が、新しいパジャマに皺を作った。

「や、あ・・優くん、・・気持ち、いい、よぉ・・・」

「ん、・・俺も・・・」

舌を絡めながら唇を貪り、俺はのシャツを肌蹴させ、乳房を直に揉みあげた。

「あぁ・・早く、のナカに入りたい・・・」

「わ、私も・・早く、優くんが、・・欲しいよぉ・・・」

、好きだ、・・・っ」

俺は、うわごとのように何度もの名前を呼びながら、
のナカへと割り入った。

「んっ・・つ、ぅ・・・っ・・・」

痛みの所為か、が顔をしかめる。
きついが、ナカへ進める動作をやめた。

「い、痛い、よな?
 やめる、か・・?」

「うぅんっ・・だ、大丈夫だから・・・
 だから、優くんを、・・ちょうだい?」

も、俺の背中に腕を回し、体を密着させ、俺のが入りやすいように腰を進めた。
白い胸が形を変え、俺の胸板に押し付けられ、
俺自身はより深く、のナカに入る。

「っふ、あぁっ!
 、・・気持ちいい・・・っ!!」

俺は堪らず、つい、ぐいぐいとナカへ押し入った。

「んんっ、あっ・・ゆ、優くんっ・・・
 な・・んか、・・気持ち、いいよぉっ・・・」

涙目のは、艶やかな顔で、腰を揺らす。
その所為で、俺のが出し入れされ、図らず、ピストン状態となる。

「や、ばっ・・、・・気持ち良過ぎて・・
 ・・くせになりそう・・だ・・・っ」

「私、もっ・・・」

の腰を掴み、そのピストンを早めると、
今までに味わったことの無い快感が襲う。

っ・・」

「あぁっ・・優くんっ・・大好きぃっ・・・」

お互い、絶頂が近づき・・・

「も、や、・・らめぇ・・っ・・・い、っちゃ、う・・んっ・・・!!!」

「俺、も・・・イク・・っ・・・!!!!」

俺は慌ててナカから引き出すと、勢いよくの腹部に吐き出した。
はというと、俺にもたれかかり、放心状態のようだ。

「・・・・・好きだ・・・」

俺は、改めて、を抱き締め、唇を奪った。

「・・ん、私も。
 優くん、大好きぃ・・・」

頬を染めたは、何度もそう呟き、俺のくちづけを受け入れてくれた。




・・・と、の「初めて」を奪ったわけだが、
その後が大変だった。

俺の精液でぐっしょりになった制服のまま帰るわけもいかず、
仕方なく、一時しのぎに俺の外出着を貸した。
急いで京介に頼んで、「花瓶の水がこぼれたから」と言い訳をし、の着替えを持って来て貰ったのだ。


そのあとは・・・
俺だけでなく、もクセになったようで、
数日にいっぺんは、病室という密室で、ヒメゴトを続けている。
勿論、濡らすようなことは無いよう、きちんとゴムを着けて、な・・・。


☆☆☆

わあ、何故か裏が出来てしまいましたよ☆
優一さんは、エロそうですよね。え?そう思うのは私だけ??

↓宜しければ感想などどうぞ♪


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